秩序と持続の現実に「異物」を挿入する真っ逆さま

写真 2015-03-20 8 07 51

最寄り駅がJR高円寺駅なのですが、駅のホームから見える光景です。真っ逆さまがあからさまに挿入されています。現実社会とは秩序と持続により成り立っていますが、それを破壊する異物です。

秩序を破壊するとカオスが発生します。しかしながら、この異物挿入にはカオスはありません。したがって、見慣れてしまうとほとんどなんでもないものへと思考が戻っていきます。

また持続を破壊すると瞬間になります。この看板を見た瞬間、一瞬だけハッとしますが、同じように見慣れてしまうとほとんどなんでもないものへと思考が戻っていきます。

ハッとするのは一瞬だけで、再び秩序と持続の現実社会に引き戻されていくのです。

しかしながら、平凡とも言えるこの現実社会の基盤がなければ、「平凡ではない」という、一瞬のハッとする「何か?」も生まれないのです。

人間の生きる世界は表裏一体。芸術家の岡本太郎さんは「なんだこれは!」と思わせる感動こそ「芸術」だと定義されていましたが、それは平凡な現実社会から離れ、一瞬だけキラメキの世界へと誘導する異物の挿入なのかもしれません。

両者がなければ人間の世界は成り立ちません。平凡も非凡も両方大切なんですよ。