庵野秀明氏が怒りの激白 「ガイナックス」を離れた驚きの真相を明かす

まったく面識のない経歴もよく知らない人物が、僕が以前在籍していたアニメ制作会社「ガイナックス」の社長になっていました。そして、刑事事件の被疑者になった、というニュースが入ってきたのです・・

庵野秀明氏: この事件については、まず何よりも先に、被害に遭われた方に心よりお見舞いを申し上げます。

 そして、その上で僕自身が設立に参加し長らく制作の現場とし、一時は取締役も務めたガイナックスという会社がこのような形で報道されるに至ったことは非常に残念だと思っています。

 もともとガイナックスは、アニメ映画『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(1987)を制作することを目的として1984年に作られた会社です。

 僕はそのころ、作品至上主義を掲げていて、経営と創作活動は二律背反すると考えていました。なので、社員として在籍しながらも経営には関わらない形で、自分たちの作品を作ることに集中していたのです。

 当時のガイナックスは、作品のクオリティーを重視する、僕たち作り手にとってある意味理想的なスタジオでした。もっとも、今考えるとコスト管理能力が足りなかったとも思います。クリエイティブ重視、現場重視の体制は設立当初からありました。

 基本的には綱渡りの採算で制作を続けていた中、1995年に僕らがガイナックスで制作したテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』がヒットしました。

 それまでにない大金が入るようになり、会社はかつてない利益を出します。そして、そのころからガイナックスはバランスを崩して変な方向に進みはじめ、二十余年後に「代表取締役が刑事事件の被疑者となる会社」になってしまったように思えてなりません。

 今回の事件では、『エヴァンゲリオン』の名を付した報道が数多くありました。あえて有名な作品と関連づけることで注目を集めたいというメディア心理でしょう。しかし、逮捕された人物はほんの数年前にガイナックスに入ってきた人物で、『エヴァンゲリオン』には全く関わったことがありません。

 しかも、現在のガイナックスには、『エヴァンゲリオン』の制作に係わった人間は1人も残っていません。

・話題となっている巻智博容疑者(50)が逮捕された報道

● 今回の報道のあり方には 制作者を代表して強く抗議したい

 現在『エヴァンゲリオン』を製作しているのは、僕が代表取締役を務める「株式会社カラー」です。

 「エヴァ制作会社社長、逮捕」などという見出しだけだと、逮捕されたのは僕、という解釈すらできてしまいます。

 これらの報道は、あたかもこの事件が『エヴァンゲリオン』と関係があるかのような誤解を多くの人に与えました。

 「かつてガイナックスがエヴァを作っていたのは事実であるのだからうそではない」というようなミスリードを狙う、そうした報道のあり方には、制作者を代表して強く抗議したいと思います。

 実際、すでに決まっていた『エヴァンゲリオン』関連の企画が撤回されてしまうなど、報道被害が出ているという報告が現場から上がっています。

 これまでは事実と異なったことを主張する人がいても、僕はなるべく沈黙を守ってきました。

 ですが、これまで曖昧な情報を放置していたために、20年以上前に制作した作品を未だに今のガイナックスと関連付けた報道をされ、このような事態に至ってしまいました。

 僕にはカラーの代表として、『エヴァンゲリオン』の原作者・監督として、作品とスタッフを守る責任があります。

 そしてこれ以上「ガイナックス」や『エヴァンゲリオン』の名前を利用する人間が出てこないように、巻き込まれる人たちや組織、行政が出てこないように願ってもいます。

 前置きが長くなりましたがこれを期に、僕がガイナックスを離れた経緯や立ち上げた会社、カラーとの過去から現在にいたる関係を、きちんと記しておきたいと思います・・

・詳細は(source: ダイヤモンド・オンライン – 【庵野監督・特別寄稿】『エヴァ』の名を悪用したガイナックスと報道に強く憤る理由

・庵野秀明氏

・初めて流れが分かった。
自分が今までわからなかった事が明らかとなりました。
ガイナックスは経営陣が酷すぎ。
報道関係者はこの記事を読んでほしい。

・学生からの友人関係があったにしても、よくそこまで庵野さんは我慢したと思う。
それが前段にあって、全く縁もゆかりもない事件があたかも当事者のように報道されればブチ切れて当然だ。
以前の経営者は今なにをしているのだろう。

・庵野さんだってこんな、ムダで虚しい内容の事を吐露したくなかっただろうし、昔から関わりのある人間の事を悪くも言う事も極力避けたかったと思いますし…。
私はエヴァンゲリオンをろくに観たことはないですし、彼についてはその風貌から勝手に、’気難しくて近寄りがたい人’という認識しかありませんでした。
でも、読んでいくうちに、彼の’人情’を感じさせる部分が多々出て来て、胸が締め付けられる気分でした。

・庵野秀明氏自身は、本当はこんな文章など書きたくはなかっただろう
こんなものを書くための時間と労力を、他の仕事や余暇に充てたかっただろう
氏が、この告発文を書かなければならないほどの取り返しのつかない状態にまで古巣の会社を腐敗させ、その名を悪用した人間達が、怠惰と強欲で社会に害を及ぼした分に見合った制裁を受けることを切に願う
夢を追う人間、叶えるために奮闘する人間、そして実現した人間の願いと成果を踏みにじった罪は、重い

・この記事で腑に落ちたけど、中傷記事が多かったのは
これまで世間に対して極端に説明不足だった面もかなりあると思うなー
エヴァと言えばガイナックス、テレ東だったのが
劇場リメイク始めてから、突然カラー、日テレになってた
裏で何か有ったのかなというのは感じたけど、これまでほとんど説明もなかった

・そうかあ、急に「フリクリ2」が作られたのはそんな背景があったのか。全然知らなかった。
色々大変だったのだな。
こういうことがあると上がってくるのが、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーよね。何かを生み出すわけではないけど、作品とそれを作る人に敬意を払い、最大限努力する。そういう人がどれくらい大切なのか、よくわかりました。

・かつての友達に対して、裏で糸を引いたり入れ知恵している連中がいるのでは? あるいは単に「大人になれないまま歳を重ねた」んだな。
法的にも心情的にも完全決別して正解だと思います。

・ガイナックス福島が出来たとき
とうとうクリエイター集団だったガイナも守銭奴になり
昔のクリエイターも変わり果てたな、と思っていて心底愛想が尽きて
アニメ自体にも興味を失っていたが、監督がカラーを立ち上げたり
新劇の裏にはこんな話があったのか

日本というブランド、国の経営も全くこれと同じ状態で妙に納得し
自分の『社会的な構造と言うのはフラクタルを成す』と言う考えに誤りが無かったのを
確認した

参照:http://blog.livedoor.jp/gunbird/archives/10166867.html